今回、ご紹介するギャラリーは1/15~2/25の期間でジュンク堂書店 池袋本店9階ギャラリースペースにて開催されていた、イラストレーター・あき(@Aki_a0623)先生の個展「夢の入り口」展。
こちらの個展は、あき先生の作品集『夢の入り口』(日貿出版社)発売を記念し、日貿出版社さんとジュンク堂さんの協力のもと実現したのだとか!
池袋駅から徒歩5分ほどに位置するジュンク堂 池袋本店は多くの幅広い世代から愛されています。都内在住の方なら、一度は訪れたことがあるという方も少なくはないはずです。
そんな素敵な場所で開催されていた本展は、9階のエスカレーターを上がるとすぐ目の前に広がっていました。
大きなポスターにもなっている書籍のカバーイラスト。こちらのタイトルロゴを制作されたカリグラファー・kojima(@kojima_moji)さんはあき先生のご友人とのことで、あき先生とkojimaさんのタッグによりまとまった世界観が表現されています。こちらにもぜひご注目ください。
■展示会風景
会場に入って左側奥に展示されていた作品たちからご紹介いていきます。
月や女性がモチーフになっていることについて先生に尋ねてみると、「ファンタジー過ぎず、けれどふと夢の中に出てきそうな世界観というものをずっと続けて描いてきました」とお話しされていました。
作品集『夢の入り口』は、実は今まで明確な創作のテーマを話してこなかったという先生が、「こういった雰囲気・世界観のものを描いています」ということを形として残した作品集にもなっています。
左側で一番気になった作品は、「ディナー」でした。少女が星のようなものにナイフを入れているシーンなのですが…この世界観に見惚れました。カーテンの隙間から漏れた一筋の光や散りばめられた星々も相まってどこか遠い異世界の風景を見ているようでした。
続いては、会場の真ん中に展示されていた作品たち。
作品のところどころに登場する少女には名前は特についてなく、どこかの世界にいる少女という設定で特徴や装飾もあえてシンプルにしているとのことです。
最後は、会場右側に展示されていた作品たち。先生の作品は静かな夜をイメージさせられる作品も多数あるのですが、色彩豊かな作品も圧巻です。この世界に飛び込んでみたくなりますね。
一番思い入れのある作品は作品集の表紙にもなっているの『星降る夜に』。今まで描いてきた作品たちの雰囲気をまとめたものだといいます。
「私が一番、普段描きたいものが詰まっている絵なので……今のところの集大成です」
取材の最後には、個展を開催した感想も伺うことができました。
「こうやって開催してみると、実際いつも作品を見てくださる方が来てくださって…感想をいただけたりするのでとても嬉しく思います。普段、描くときは家で一人きりなので描いた絵の感想を直接言葉でいただけたり、作品を見ているお客様の姿を見たりすると元気が出ます…モチベーションにも繋がりました」
\ グッズ売り場も!/
作品集をはじめポストカードやミニ複製原画などが販売されていました。なかでも、ポストカードの種類の多さが目を惹きます!どれも素敵な1枚なのでどれをお迎えするか悩んでしまうこと間違いなしです。
また、本店にて作品集『夢の入り口』を購入した方にはA5サイズのクリアファイルのプレゼントも!
作品集はあき先生の静かで美しい世界観を覗いているような感覚が…月をモチーフとした作品が特に印象に残っています。不思議で暖かな人物や風景が詰まっていました。実際の目で見て触れて欲しい一冊です。
■会場
ジュンク堂書店 池袋本店9階ギャラリースペース
住所:〒171-0022 東京都豊島区南池袋2丁目15−5
TEL:03-5956-6111
■ライタープロフィール
ニックネーム:sasamoto chihiro
出身地:日本・東京都
ツイッター:@tiam_00
自己紹介:2021年に日本大学芸術学部文芸学科を卒業後フリーでライターをしております。
アニメ文化とアンティーク雑貨と絵を見ることが好きで、物語だと西洋ファンタジーやバトル系、耽美さを含んでいるものが好き。おすすめされたらオールジャンルなんでも見ます。
ラ・ペオニア運営会社の株式会社ジニヤズでは、若手クリエーターたちの作品や発想、活動をインタビューを通して世界中の多くの人々に伝えることを応援しております。
多言語(日中英)翻訳と情報発信のサポート、ビジネスチャンスのクロージング斡旋も行っております。インタビューや業務提携などのご希望がある方は、お気軽に「お問い合わせ」までご連絡くださいませ。
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