こんにちは! えにゃです! 前回の教室ではTinyFoxのドールアイについて色々とお話しました。今回はドールにお洋服を着せ、ウィッグを被せることについてご紹介していきます。撮影のためにセッティングする際、注意すべきポイントや可愛くするコツもシェアしますので、お見逃し無く☆
(1)ドール用お洋服の豆知識をご紹介!
まずはパッケージからお洋服セットを取り出して並べてみましょう。
とても小さくて丁寧に作られたお洋服たちですが、ドールに着せる前にぜひ知ってほしいことが3つあります!!
1.裁縫用チャコペン跡
お洋服を作る際使われるチャコペンは、熱で消えるタイプです。冬の低温でペン跡が再び浮かぶことがありましたら、アイロンで簡単に消せます。
2.接着剤
ドールのアクセサリやお洋服に、一部接着剤が使われています。接着剤が足りないと、パーツが剝がれ、割れるかもしれません。そのためのものですので、多少の接着剤漏れ跡は不良品ではないですよ。
3.色移り
大事なポイントですので繰り返し申し上げます、色移りに注意しましょう!
お肌のよい触り心地を表現するために、ドール表面には特殊なコーティング処理がされております。ですから一度でも色移りしてしまうと、落とすことが出来なくなります。
TinyFoxドール用色移り防止服3点セットはラぺオニアショップにで販売中です、ぜひチェックして☆
人間の服と同じく、色の濃いお洋服やアクセサリーは比較的色落ちがしやすいです。長時間の着用はやめましょう。
また、新しいお洋服は、塩水や薄めたお酢などに浸けておくと、色移りしにくくなります。
#金属や特殊な素材が使われてるものもありますので、洗えるかどうかはきちんと確認しましょう。
(2)お洋服の「開き」確認
ドールのお洋服が小さいため、着せる際に「開き」をチェックするのがとても大事です。
ファスナー、スナップボタン、マジックテープ、スプリングホック、リボンなどのデザインがありますが、装飾性、着替えのしやすさは事前確認願います。
襟ぐり 便利な前開きや後ろ開きが多くみられます。デザインによって、開きが作られてないモノもたまに見かけますが、その時はヘッドを外しましょう。。。
袖口 デザインにより、ハンドパーツがそのまま通らないこともあります。ハンドパーツを外したらすんなりと袖に入ってくれるので、着せやすいですよ。
*ハンドパーツの交換
TinyFoxドールの関節構造は、パーツ交換しやすいようにデザインされてます。なのでハンドパーツも簡単に交換できます。
前腕パーツを非利き手で掴め、利き手でハンドパーツをねじねじながら引っ張ったら取れます。
ハンドパーツを付けるときには、連接構造の形合わせてから、関節ボールへ押すだけです。
(3)ウィッグの保管
1.ウィッグ取り出し方
ウィッグを使う際、ウィッグカバーネット(以下ネットと称する)が引っかからないようにするため、袋から厚紙の枠(以下型紙と称する)と一緒に出しましょう。
ネットを丁寧に外し、ウィッグキャップの中にある薄紙の緩衝材も外します。
ネットと緩衝材を型紙の中に入れ、袋に戻しましょう。
ネットは保存時はねないようにウィッグを守るものです。
緩衝材は保存時キャップの形を保ち、ウィッグが崩さないように守るものです。
それら全体を守るのが外側の型紙です。
どれも、ドール遊びに夢中でなくしちゃったら、ウィッグを戻すときに困るので、すぐにでも袋に入れましょう。
2.ウィッグのしまい方
ウィッグをヘッドから外して、乱れだ部分(頭頂部やロングウィッグの毛先)をブラシで整えてあげましょう。
①袋の中から型紙などを取り出し、緩衝材をまるめてキャップの中に詰めます。
②ネットで前髪やウィッグのトップに被せます。
③頭頂部を非利き手の親指で固定しながら、利き手でネットを大きく引っ張り、ウィッグ全体を入れます。#ここはなるべく直接ウィッグの毛を手で触らない(ネット越しで触る◎)のがポイント。
ネットにカバーされたウィッグは、型紙と一緒に袋に入れましょう。
3.ウィッグのお手入れ
ドール用ウィッグの素材は何種類かありますが、お手入れは方法は基本的にブラッシングでOKです。
着用する前
写真撮る前
収納する前
ブラッシングします。まとまりにくい時には、ウィッグスプレー、または霧吹きがあればOKです。
#いつもきちんとブラッシングしてあげると、ウィッグが長持ちしますよ!
ドールサイズは小さいので、手元に歯ブラシがあれば、ブラッシングできます。毛の長いウィッグには、静電気防止効果のあるヘアブラシやコームもおすすめです。
ロングウィッグやパーマーは絡まりやすいので、ブラッシングする際、
「毛先 ⇒ 中間から毛先 ⇒ 根元から中間を通って毛先」
の順番にブラッシングしていきましょう。
縦ロールなど特殊なウィッグをそのままブラッシングすると、カールが解けちゃいます。その場合、一束ずつカールを指に巻きながら、絡まないようブラッシングすると、キレイにまとまります。
(4)ウィッグの被せ方
人の第一印象の7~8割は髪型で決まると言われています。これはドールも然り、ちょっと大げさかもしれませんが、髪がいかに大事なのかがわかります。
ドールも、きちんと整ったウィッグを被せてあげれば、可愛さを増々UPできますよ☆
1.前髪ありウィッグ
まずは、わかりやすい前髪ありウィッグの着用について紹介していきますね。
前髪の長さはお好みですが、装着前に確認しておきましょう。
まず利き手じゃない方の手(非利き手)を使い、お顔を触らないようにヘッドと上半身を固定します。
その上で利き手でウィッグキャップの後ろ側を持ち、前髪をおでこに当て、ちょうどいい長さの位置に合わせます。ウィッグのA区域を非利き手の親指で押さえながら、利き手がキャップの後ろ側にゴムついてる部分を首の付け根に向かって引っ張ってウィッグを被せます。きちんとヘッドの形にフィットさせるよう耳後ろのキャップの位置も調整しましょう。
前髪ありウィッグの被せ方はマスターしたでしょうか?
2.前髪なしウィッグ
前髪なしウィッグの被せ方の手順は同じです。「前髪長さの位置」の代わりに「生え際ラインの位置」を目安にし、髪の毛の分け目をA区域にすれば、簡単に被せることができます。ただし、おでこを出しすぎて蓋の縁側が見えてしまうのは不自然ですので要注意。
(5)最終セッティング
いよいよ最後の仕上げです。完璧な我が家の子ができますのであと少し頑張りましょう!!
1.はねた髪の毛をまとめる
お手入れの部分でも話しましたが、ちゃんと髪の毛を歯ブラシや霧吹きなど使ってまとめるのはとても大事です。特別なキャラクター設定でもない限り、まとまった髪の毛は清潔感を与えます。
なんか髪の毛ボサボサ。。。なんか髪の毛はねてる。。。二、三本の毛がお顔に。。。アホ毛ぽくないアホ毛ができてる。。。
そうならないため、ポージングするたびにチェックしましょう!
2.前髪に隙間を作り、眉毛をチラッと見させる
キャップを見せないため、ウィッグの前髪は少し厚めにできてます。前髪が自然におろすと、おでこが完全に隠され、顔の肌色の部分が狭くなり、暗い印象になりがちです。そして眉毛は表情をつなぐ重要な顔パーツで、見えないとドールが無表情に見えやすいです。眉毛を少し見せるだけでも、髪の毛の動きもできるし、ドールがイキイキしてるように見えます。
前髪を短くて、隙間作るのが難しい!っということも珍しくないです。そういう時には、指を少し濡らして、隙間を作りたいと思う位置の毛束を取り、指の腹でまとまらせるように擦り合わせ、そして横の前髪の上にのせてみましょう☆
3.お洋服のしわを調整
ドールのお洋服はとっても小さいです。なので人間にとって気にならないしわでも、ドールにとってはとても大きくて目立ちます。
襟が浮いてる ⇒ 上半身の服を下に向かって引っ張りましょう。
スカートにインしてるタイプやエプロンしてる場合、スカートやエプロンの下から引っ張てフィットさせましょう。
しわが不自然 ⇒ しわの位置を調整してみましょう。
人間の服なら、脇、肘、腕、膝など曲がる所がしわになるのが普通ですよね。ですがちっちゃいドールのお洋服は布の硬さや厚みの影響で変な所がしわになり、ドールの体がそのせいで変な形に見えちゃうことも。
フリフリやプリーツがパッケージの入れ具合により崩れ、乱れてる ⇒ 出来れば着せる前チェックし、発見したらアイロンを使いましょう。
大きい袖やスカートの場合、布の自重が足りないため、自然なドレープができないこともあります。綺麗な波を作ってあげましょう。
今回の「ラペオニア ドール教室③」はここまで。お役に立てましたでしょうか?
また、知りたいことございましたら、ラぺオニア公式Twitter@lapeonierまで、コメントお待ちしてます♪
それでは、楽しいドールライフをお過ごしください♪
情報協力:TinyFox公式
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■ライタープロフィール
ニックネーム:えにゃ
自己紹介:ラペオニア専属ライター、長年ドール関連の仕事務めてきてドール大好きです!お洋服、アクセサリー製作やカスタムメイクもやったりします♪
TinyFoxのドール最新作は「LaPeonierオンラインショップ」にて好評案内中! 是非、お迎えをご検討くださいませ!
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