今回訪れたのは、ラフォーレ原宿の「愛と狂気のマーケット」にて開催中のイラストレーター・nowri(@imarunrun19)さんによる初個展「喫茶 ふきげんフロート」。本個展は8月31日まで開催中です。
▲キービジュアル
それでは早速、そんな本展の様子をnowriさんと対談しながらお届けしていきます!
■展示風景
――それでは最初に、本展「喫茶 ふきげんフロート」についてお聞かせください!
「今回が初個展なのですが、ずっと前からやりたかったブランディングをやっちゃおうかな…と思って。個人的に喫茶店がすごく好きで、色々なところを回ったりしている中でグラスなどのグッズを作りたいなと思っていました」
「「ふきげんフロート」っていう言葉は本当にその場のノリで(笑)。良い感じの語呂になったので」
――たしかに可愛いですね!
「そう〜!自分の描く(展示されている)女の子たちが通っているっていうコンセプトの喫茶店です。笑っている女の子はあまり描かないので…不機嫌っぽい表情の子が多いです」
――展示されている作品たちは個展に先駆けて描かれたものなのでしょうか?
「半々です!個展をやってこなかったということもあって、今まで描いた個人的に好きな作品とか皆さんによく見て頂いた作品をピックアップしました。実際にキャンバスで見てほしいという想いがあったので、4点は既存のイラストですね」
――ちなみにどの作品ですか?
「左側の右側縦1列(青とピンクの作品)と右側の右側縦1列(茶髪のツインテールの列)です!こちら既存の作品で今回のテーマにも合うかな〜と思ってチョイスしています。キービジュアル含めた他の作品が描き下ろしたイラストになっていて、それぞれちょっと時代を感じるようになっています」
「自分のイラストのテーマが時代に合った女の子なので、最近流行っている「Y2K」のファッションの子だとかレトロっぽい感じの子とか。色々な時代にいそうな女の子を意識しながら新作は描きました」
――ありがとうございます。絵の特徴というか、「ファッション性」が強いなぁと感じました。例えば、柄のものが多かったりとか…。ご自身もお洋服お好きだったりしますか?
「そうですね、結構好きです!小さい頃からファッション誌を買い漁ったりして、模写とかしていました。柄とかはすごい力を入れて描いています」
――それこそ、こちらの作品は雑誌の表紙のモデルの子みたいなポージングをされていますよね。
「うんうん」
――あと気になったのはこちらの3コマ!アニメーションなどを意識されているのでしょうか?
「個人的に目を描くのが好きなのですが、目力とか(アイシャドウなど)メイクとかを意識していたので個人的に描きたかった1枚だったんです。動きがある絵とかいいかな〜という思いで描いてます」
――本当に眼力を強く感じますね。よく見たら全作品、アイメイクもすごいこだわっているのがわかります。
「それぞれ、服装や雰囲気に合わせたメイクとかにしていますね。あとは、たまに「物語がありそうだね」というコメントをいただくのですが、みんなそれぞれ悩みを抱えて生きている中で、それでも強く生きようとする女の子みたいなところはありますね」
■グッズ
「グッズとかも、グラスとかちょっとレトロっぽいものだったりを作って全体的に喫茶店っぽいイメージにしています」
――グッズもかなり種類豊富だなぁと思ったのですが、中でもチョコ缶やパン缶などの食品があって驚きました。
「チョコ缶詰は、板チョコを割ったようなサイズのチョコがいっぱい入っているって感じ…全6種です!パン缶詰も乾パンみたいな感じで長期間保存できます。全3種です。種類ごとに味も違います。こちらは個展の壁の設置を手伝ってくれた方が食品の事業をやられてて…」
――すごい…。
「(笑)。「こういうのやっているんだけどどう?」って聞かれて、ぜひやります!っていうので作ってもらいました」
「実は最近やっとフリーランスになったので…以前は正社員のグラフィックデザイナーと並行してイラストを描いていました。やっとフリーになって絵に費やせる時間が増えて、これからもっともっと展示会だったりSNSへの露出を増やしていきたいなぁと」
――そうだったんですね!それでは最後にこれからご来場される方に一言メッセージをお願いします。
「今までこういう場で発表する機会がなかったので、今回実際に実物を用意できて…画面と実物だと結構印象が違っていたりするので、「あ、こういうのを描いていたんだ」とか「こういう線の描き方なんだ」っていう新しい発見があると思うので、ぜひ足を運んで実際に見ていただけると嬉しいです!」
■会場
ラフォーレ 原宿 B0.5F
住所:東京都渋谷区神宮前1丁目11−6
■ライタープロフィール
ニックネーム:sasamoto chihiro
出身地:日本・東京都
ツイッター:@tiam_00
自己紹介:2021年に日本大学芸術学部文芸学科を卒業後フリーでライターをしております。
ラ・ペオニア運営会社の株式会社ジニヤズでは、若手クリエーターたちの作品や発想、活動をインタビューを通して世界中の多くの人々に伝えることを応援しております。
多言語(日中英)翻訳と情報発信のサポート、ビジネスチャンスのクロージング斡旋も行っております。インタビューや業務提携などのご希望がある方は、お気軽に「お問い合わせ」までご連絡くださいませ。
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